ウ ラ デ コ

コリアンアジト 






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表向きは 華々しい事業を展開していた企業だが

裏では不穏な動きがあると疑いを持った我々は

某日 そのアジトへ潜入捜査を決行した















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工作員が暮らす場もあり

所々に生活感があった















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仄暗い空間 何者かに遭遇するやも知れぬ

緊張感と危機感を持ちながらも 集中力を高める
















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随所に置かれてある物は

当時の事業の遺物のようだが

価値があるとは思えない品ばかりだ



無造作に放置されている事自体

不自然さを感じる















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ここでは

何の目的で

何が行われていたのだろうか















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しかし 隅々まで調査している余裕は無く

半ば断念し アジトを去ってきた















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真実を知った瞬間

我々は 間違いなくこの棺桶に入れられ

闇に葬り去られるだろうから















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緑色の手術室 






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互いの命の
ぬくもりが


行ったり来たりする















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ことばにできなかった
寂しさや悔しさも


行ったり来たり
するのだろうか















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end of.. 






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けれども
終わりは
終わりじゃなかった



終わりが新しく始まる



生きている人の
心から心へと手渡されていく

























Special Thanks!  TEAM Kokudou





























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思いが残る廃医院 





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診察室に入ると



机に座ってる先生が
くるっと後ろを振り返り

『今日はどうされました?』

と 穏やかな笑顔で聞いてきた















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先生は まだ

自分が 天国に行ってしまったことを
分かっていない















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三十余年前の ちょうど今頃


先生は急に逝ってしまったのだ














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そこから突然
この場所は 時が止まっている





わたしは どうやら

先生の残留思念の世界に
迷いこんでしまったようだ















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竹林の中の診療所 






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風が竹をなぞる音


晴れた日にできる濃い影は
曇り空になると 消えてしまった


そして降りしきる雨は
きっとここを出る頃には 止むだろう















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この地を郷とするならば


この地で生を終わらせたい















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