ウ ラ デ コ

李さんの家 






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台湾出身の李さんは

何故 この地にやってきたのだろう















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この地では かけがえの無い存在となった李さん


かなりの富を築きあげてきたが
けして 驕ることはなく

その暮らしぶりは 質素ながらも
家のところどころに 李さんなりのこだわった造形美が伺われた















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時代のせいなのか 理由は分からないけど
だんだんと 不振に陥っていったようで


財も尽き



李さんは 姿を消してしまった















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すべて そのまま残して行ってしまった


愛する子供達の大事な物も置き去りに















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その後 李さんはどうなったんだろう


子供達は 今どうしているんだろう















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ボンボリ醫院 






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ボンボリの灯りに照らされて
救われた命


いくつの命が
拾われたんだろう?















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人を救う者は
やはり人であるのだが


その人を救う人は

誰なんだろう?















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最後の最後の最後に
こんな結末で終わるなんて

きっと思ってもいなかっただろうに
















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ここはもう 途絶えてしまったが

たしかに
命をつなぎ止めてた場所だった


拾われた命の線は
途切れることなく
今に続いているだろう















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なにも分からないことを目のあたりにして思うこと

懸命に謎解きしようとしても

埒があかない















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でも確かに事実なこと

理解しようとしても

埒があかない















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どうにもならないことで迷走して

そこから先へ進めないのです















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小さな町の小さなお医者さん 






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小さい町に ポツンと小さい町医者があってさ

頼りにされるお医者さんがいたんだ















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もともと
人が少ない町だけど

先生に会うために みんなやってきた















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でも 先生は

もう居ない















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着ていた白衣を脱ぎ
椅子に掛けて 行ってしまったよ















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待合室で待ってても

名前を呼ばれることは 無くなっちゃった















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里山に眠る医院 






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静かに

静かに

永遠の眠りについたなら







音も無く

だんだんに

崩れ落ちるのを待つばかり




















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